フランスのスリ集団の手口をリアルに解説!経験者が教えたい対策とは?

実は先日、

 

リヨンの地下鉄内でスリ集団に囲まれました。泣

 

幸運にも、何も取られはしなかったものの、
リュックのファスナー全部開けれられて
中に手を入れられた。

 

まさに恐怖体験。泣泣

 

二度と同じ目には遭いたくないし
フランスに憧れを抱いている皆さんにも悲しい気持ちになってほしくない!

 

と思ったので、今回は・・・
実際に体験した本人だからこそ語れる、

・スリ集団の特徴
・実際の状況や手口をリアルに解説!
・絶対に間違いない!気をつけるべき対策

について書いていくね!

フランスのスリ集団の特徴

少年・少女とは限らない

よくネットには、
スリ集団は「少年少女」と書いてあったりするよね。

でも、今回わたしを取り囲んだのは、

 

25歳前後の女性(声をかけてきた人)
&
40~50代のおばさん達

わたしが全員を見たわけじゃないけど、5人組だったらしい。

 

たぶん、最初から周りにいたわけではなくて
電車に乗る直前にわたしの周りに集まってきた。

 

「集団」という認識は捨てて
この人達はグルかもしれない。と疑ってかかることが必要な気がする。

見た目

25歳前後の声をかけてきた女性

・物乞いのようなみすぼらしい格好ではなく、普通のフランス人女性の見た目
癖のないフランス語を話す

40~50代くらいのおばさん達

・頭に布を巻いていたり、少し移民感がある
・みすぼらしくなく、普通の服装

声をかけてきた人が
いたって普通のフランス人女性だと思って油断してしまった。汗

スリ集団の手口とは?

モノは取られなくても「スリの手口」って
思った以上に精神的にダメージがくる。

 

なぜなら、
人の親切心を踏みにじる行為だったから。
(道を歩くのも地下鉄に乗るのも、すごく怖くなっちゃった。)

どんな体験だったのか、リアルな状況を説明していくね!

わたしの状況

友達4人と中華を食べに行こうと
わたしを含めて5人組で地下鉄に乗ろうとしてたんだけど

その日、すごく疲れてて
ひどい頭痛があったから下を向いて歩いてて

手首を痛めてたから、リュックを背中に背負ったまま
電車に乗ろうとしちゃったんだよね。
まったく警戒心が無い日本人として見られちゃうのは当たり前だよね!)

 

あと、友達と一緒だという「安心感」が
警戒心を緩ませたんだろうなぁ。反省です。

手口STEP①

スリは「後ろからコソっとポケットに手を入れて盗む。」
という認識は半分正解で、半分間違い。

 

コソっと知らぬ間に盗むスリもいれば、
集団で誰かが声をかけている間に仲間が盗むこともある。

 

今回のわたしは後者だった。汗

 

まず、電車に乗とうとした時
人割り込んできて、友達4人とはぐれてしまい
前にいる人がなかなか進んでくれない状況に。

 

そのあと、すぐに左側から若い女性が来て
「Excusez-moi?(すみません)」と声をかけられた。

何を言ってるのか分からないけど
何か質問してる様子・・・

 

わたしは留学生ということもあって

「フランス語で何を言ってるんだろう?」

と聞き取ろうとして、少しだけ耳を傾けてしまったんだよね。
(↑コレが良くなかった!!)

 

早口でペラペラ喋るから
フランス語が話せる友達に助けを求めようと
電車の奥にいる友達の名前を呼んだんだ。

手口STEP②

そうすると日本人の友達が、

 

「リュック開けられてる!!」

 

って叫んだ!

 

・・・え???

 

一瞬、何を言ってるんだか、どういう意味なのか、、、
まさかスリに遭っていると思えず

 

「リュックが開いてたのかな?」
「どこかでファスナー閉め忘れたってこと?」

まったく状況が掴めないわたし・・・

 

キョトンとして、友達のほうを見ていると

 

「ありちゃん、こっちに来て!!!!!!」

 

もう一度、友達が叫ぶ。

 

でも、前に人がいて
すみません!と声をかけて身体を押しても
背中で壁を作っていて進めない。

 

「聞こえてるはずなのに、何かがおかしい。」

 

やっと状況を理解する。

これはヤバい。。。

 

スリかもしれない!と気づいて
なんとか友達の元に行こうと身体をねじこむ。

必死に、相手の身体を手で押しのけようとするけど
周りに人が密集していて動けない。

 

この野郎!と思いながら身体半分出してみたとき、
外国人の男友達が、英語で暴言を吐きながら手を引っ張ってくれて!

ようやく集団の中から解放されて振り返ったら・・・

 

声をかけた女性が逃げていく姿と
スリ集団が目に入った。。。

 

確認したのも束の間、すぐにリュックを確認!
すべてのファスナーが開けられていて驚愕しつつ、

 

「財布がなかったら、あいつらを追いかけなきゃ!」
「もし無くなってたらどうしたらいいんだろう!?」

 

そんな考えが頭を巡る中、

盗まれたものはないと分かって少し安心。

 

と同時に、

 

助けを求められたと思って
親切に対応しようとしている間に犯行に及んでいたと知ったとき、
すごく悲しくて悔しくなった。

フランスのスリ集団から身を守る対策とは?

だからこそ!

みんなには同じ目に遭わないように
実際に体験したからこそ「これは間違いない!」と思える対策を書いていくよ。

リュックやカバンを目の届く場所に持ってくる

よく言われることだけど、リュックやカバンは

 

目の届く場所<身体の前側>に持ってくる。

 

ということが、とにかく大事!

 

スリ集団は、毎日電車に乗ってターゲットを探しているらしく、

 

・アジア人
・日本人
・荷物の死角がある

 

ってだけで、スリ集団はターゲットとして見てる!
(最低。汗)

 

だから、警戒心をしっかりと表示することで
スリ被害を防げる!

 

もちろん、リュックやかばんが開けられないように
ファスナーを「南京錠」で固定することも忘れずに^^

セキュリティポーチに貴重品を入れて持ち運ぶ

とはいえ、

 

「南京錠をかけてたら、買い物をするときに出すのが大変!」
「電車に乗るたびに、重いカバンを前側にするのも面倒」

っていう方もいると思うんだよね。
(わたしも面倒だしw)

 

そういう方にオススメなのは・・・

セキュリティポーチ!!

 

 

これなら常に目が届く場所にあって
すぐにお財布やスマホが出し入れ出来るから便利!
※お財布やスマホにチェーンを付けるのは忘れないように。

 

ただ、近年のスリ集団は財布やパスポート以上に
「iPhone」「iPad」「PC」を狙っているらしいから

セキュリティポーチをしているから大丈夫!
という、油断は禁物。

 

いつも大きい荷物には南京錠をかけて
背中側を意識をすることは必須。

下を向いて歩かない

下を向いて歩くのは、街でも地下鉄でも
やらないほうがいい。

 

視野が狭くなるぶん、周りにどんな人がいるのか見えなくなるし
危険を感知することが遅くなっちゃうから。

電車に乗る際なら、
スリ集団がターゲットを囲みこみやすいよね。

だから、
交通機関に乗るときは、必ず前や左右を確認すること。

スマホをいじりながら乗るのは危険すぎるから、気をつけよう!

話しかけられたら○○する!

フランスで危ない目に遭わない為に
わたしがそれから大切だと思ったのは、

 

いつ、誰に話しかけられても無視する!!

ということ。

 

フランスで生活していたら
物乞いに話しかけられることは日常茶飯事。

 

でも!

 

基本的に現地の人に急に何か聞かれるとか、
話しかけられることは、ほとんどない。

 

だから、話しかけられたらまず!

 

怪しいぞ!!と疑いつつ、

・無視する
・Sorryと言って立ち去る
・フランス語が話せないフリする

 

 

コレ、めっちゃ大事!!!

 

 

もちろん、たまにスーパーで「これ、どこに売ってる?」
観光バスの待合所で「どこで乗ればいい?」って聞かれることはある。

 

だけど、失礼かもしれないけど

まずは「疑う」

周りを見て安全だと「確認」

「対応する」

でいいと思うんだ。

<一番大事!>いつでも○○しない!!

わたしの最大の反省点。

それは、リヨンで1か月生活して何度も地下鉄やバスに乗って
何にも起こらなかったからこそ

 

「意外に安全やん!」と高をくくり、

安心して、油断してしまったこと。

 

たまたま何も起こらなかっただけで
この「油断」こそが旅行者や留学生にとっては
一番気をつけなければならないことだと思う。

 

日本では「人を疑うことが悪」とされている気がする。

豊さのおかげでモラルやマナーがしっかりとしてるから
たしかに犯罪に巻き込まれることも少ないよね。

 

だけど、ひとたび海外に出れば
その価値観は捨てたほうが良いって今回強く感じたよ。

最後に伝えたいこと

フランスは、ホームレスや物乞いが普通にいる世界。

差別によって生活に困っている人が沢山いたり
移民も多く
日本のように十分な教育を受けていない人がどれだけいるのか。

 

スリ集団に囲まれたことで、

 

日本で感じていた憧れのフランスとは
まったく別の世界があることを身を持って感じた。

 

日本人には簡単には想像できない世界があるからこそ
油断すると狙われる。

だから、ここまでの対策をしていればぜったいに安全!
っていうことはなく、

自身で状況を把握して判断していくことが
海外では大切だと思ったよ。

 

だけどね!!

 

フランス人の大半は、親切でやさしいのも事実^^

 

それに可愛い街、キレイな風景、芸術、
日本人が憧れる文化がある。

 

どんな時でもしっかり防犯対策をしていれば、
フランスは喜びや感動をくれる国。

 

だからこそ、フランスを存分に楽しむためには
日本との違いを把握して理解しようとする気持ちが大事。
だと伝えたかったんだ!

 

わたしの体験が皆さんのお役に立って
楽しいフランス旅行が送れることを願ってるよ~!

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